このサイトのカードは、2019年にバリで購入されたデッキの実物スキャンです。絵柄を描き直さず、そのまま掲載しています。
画像の出典まずは、札を眺めてみる。
3つの系統にそれぞれ9種類、そして3種類の特別札。
カードを押すと、細かな線まで拡大できます。
銭 / Coins
銭貨に由来する系統。抽象的な模様になった絵柄と、外枠の違いに注目。
系統名と数字は、図鑑として絵柄を整理するための表記です。現地の呼び名や組の分け方とは、必ずしも一致しません。
見るところは、
「外枠」と「中の絵」。
似ているようで、少しずつ違うチェキの札。まずは外側の模様を比べ、次に中央の絵を見てみましょう。
外枠が同じ
ここに並べた銭・索・万の「3」は、系統が違っても外枠が共通しています。数字だけで判断せず、実際の枠を見比べるのがコツです。
中の絵も同じ
外枠だけでなく、中央の絵まで一致したら「同じ札」。同じ札3枚の組を、バリでは soca(ソチャ) と呼ぶ例があります。



3枚とも、外枠の形が同じです。
遊びの入口
引いて、そろえて、捨てる。
チェキは、札を入れ替えながら組をつくる遊び。
ここでは、バリの2012年の資料にある手札11枚の遊び方の一例を見てみます。
- 使うカード
- 120枚
30種類 × 各4枚
- ふだんの手札
- 11枚
1枚取り、1枚捨てる
- 上がりの形
- 12枚
3枚の組 × 4組
一人11枚を、手元に。
120枚をよく混ぜて配ります。最初の人だけ12枚で始め、1枚捨てます。残りは裏向きの山札に。下は、ある人の手札の例です。
手札 · 11枚

同じ札や、外枠が似ている札を探してみましょう。
目指すのは、3枚の組を4つ。
この例では、少なくとも2組が同じ札3枚の soca。残りは、同じ外枠の組 serigat(スリガット)でも構いません。
図は完成した手の一例です。この資料では、待ちを成立させてから、山札からめくられた札で上がります。他の人がめくった札で完成できる場合もあります。捨て札を取ってそのまま上がる例ではありません。
見分けるミニ練習
その一枚、
見つけられる?
外枠と中央の絵を、ゆっくり比較。
4問で、札を見るコツをつかみましょう。
対戦ではなく、絵柄を見分ける練習です。
見本とまったく同じ札は、どれ?

候補のカードを1枚選んでください。
もう少し、知りたいこと。
チェキは、トランプや麻雀と同じ?
トランプとは絵柄も構成も違います。札を取り、不要な札を捨て、組をつくる流れは麻雀に似ていますが、組の条件や上がり方は別のもの。チェキのデッキは、地域によっていくつもの遊びに使われます。
数字を全部覚えないと遊べない?
最初は「同じ外枠か」「同じ絵柄か」を見分ける練習からで大丈夫。この図鑑の数字は比較の目印です。特に「1」と特別札には、図鑑の分類をまたいで共通する枠があります。数字だけで判断せず、実物の枠を確認しましょう。
30種類なのに、なぜ120枚?
一般的な1デッキは、30種類がそれぞれ2枚ずつで60枚。それを2デッキ合わせると、同じ札が4枚ずつ、合計120枚になります。このページの遊び方は120枚を使う例です。
特別札はジョーカーなの?
このページでいう「特別札」は、銭・索・万の1〜9とは別の3種類の札(honour cards)をまとめた呼び方です。何にでも代用できるジョーカー、という意味ではありません。扱いは遊び方によって異なります。
手元のカードと、少し絵が違うのはなぜ?
製造元や時代、地域によって印刷や絵柄に違いがあります。ここに掲載しているのは2019年にバリで購入された一つのデッキのスキャンです。すべての製品がこの印刷と同じ、という意味ではありません。
実物の画像と、参考資料。
カード画像
2019年にバリで購入されたデッキを、George Pollard が記録した実物スキャン30点。原掲載サイト Ways To Play の画像(310 × 670px)を、画像自体は改変せず掲載しています。
© George Pollard / Ways To Play
CC BY-NC-SA 4.0 · 画像の変更なし
ルール・札の構成
- ウダヤナ大学の研究論文(2019)↗30種類・120枚、手札11枚、soca / serigat の説明。タバナンとヌガラのローカルルールに基づく研究。
- I Putu Arya Kusuma Wijaya:Rancang Bangun Permainan Ceki Online(2012)↗配札、手順、12枚の完成形と上がり方の参考。ウダヤナ大学の卒業研究、Scribd掲載版。
- ANTARA Bali:チェキ大会の記事(2012)↗serigat を認めない大会の記録。ルールが一様ではないことの参考。